TOEIC勉強法

TOEICゼロからでも最短でスコアアップするための勉強法

勉強の写真

「初めてTOEICを受けようと思うんだけど何から始めたらいいんだろう」

「できる限り時間をかけずにTOEICのスコアアップを目指したい」

初めて経験することは何をどうしたらいいか不安になりますよね。

それにどれくらい時間がかかるか未知数なので最短の道は何かと探っていきたくなるものです。

私自身、初めてTOEICのテストを受けてから中々600点の壁を越えられず、苦戦していました。

そのまま社会人となってしまい自由に勉強できる時間もなくなってしまった私は、どうしてもTOEICのスコアを上げたかった。

そこでどうすればこの時間のない中、効率的にスコアアップに繋げれるのか、伸びない点はどこにあるのかをよく考得た結果、

半年間で200点以上アップし800点に到達しました。

今回はその経験を通して得たTOEICゼロからでも最短でスコアアップする方法について解説します。

 

TOEICでまず大事なことはどんなテストか理解すること

製造業を中心として日本が世界に羽ばたき始めた1970年代、世界と交流を深めていかなければ立ち行かなくなることに気づいた日本人が円滑なコミュニケーション能力を磨くためのプログラムを開発しようとして生まれたプログラムがTOEICL&Rテストです。

要するに「働きもの」で「グループ精神で動く日本人」が世界とビジネスを行うために開発したテストなのです。

ビジネスにおいて重要なことは何でしょうか。

一つに相手の意図を素早く汲みとり、短納期で迅速に対応することだと思います。

このビジネスコミュニケーションを反映しているのがTOEICテストだと私は考えています。

だからこそTOEICで要求されることは

・高速で大量の問題を処理すること

・瞬時に全体像を把握し、伝えたいことを理解すること

だと思っています。

高速で問題を処理するためにまず形式を知る

例えばゲームで友達より早くゲームをクリアしたい時、どんなボスが出るのか、どんな仕掛けがあるのか知っていると早くクリアできますよね。

TOEICにおいても問題を高速処理するためにはどんな問題が出て、どんな解き方があるか知ることは非常に重要です。

TOEICは大きく分けて、リスニングパートとリーディングパートの2つのセクションから構成されています。それぞれのパートがどのように進行するか、そして受験者にどのようなスキルが求められるのかを解説します。

リスニングパートは全100問で4つのパートに分かれている

TOEICのリスニングパートは、英語の聞き取り能力を評価するセクションです。

全部で100問あり、約45分間で解答します。

このパートは4つのパートに分かれており、写真の描写、問い応答、短い会話、そして短い講話を聞いて問題に答える形式になっています。

聞かれる内容は日常会話からビジネスシーンに至るまで多岐にわたります。

特に重要なのは、様々な国の人々のアクセントや発音で話される会話の全体像を把握する能力です。

リーディングパートは全100問で3つのパートに分かれている

リーディングパートもまた100問あり、75分の解答時間が与えられます。

このパートは文法問題、不完全文完成、読解問題の3つのパートで構成されています。

文法問題では、適切な語句を選んで空欄を埋める問題が出されます。

不完全文完成では、文の意味を理解し、文脈に合った単語やフレーズを選ぶ能力が試されます。

読解問題では、広告、通知、メール、記事など様々な種類のテキストを読み、内容に関する質問に答えることが求められます。

次に自分の実力を測定する

公式問題集 写真

TOEICと同じ形式で作られている公式問題集を用いて、自分が今どれくらいのレベルかどうか把握してください。

自分の実力値を測る際は、解答する方法として「2回解答法」がオススメです。

手順は以下です。

1.公式問題集を時間を測って解いてみる。

2.解いた後は答え合わせをしないで今度は解答時間を気にせずじっくりと解いてみる。

3.2回解いた後は解答をしっかり読み込んで自分の不正解だった問題を分析する。

こうすると時間が残っていたら解けたのか、現在の自分レベルでは解くことができなかったかどうかが明確になります。

現在の実力値別勉強法

500点未満の勉強法:単語力と文法力の養成からスタート

この実力の方はまず基礎的な単語力と文法力が足りていないことがほとんどです。

まず基礎体力をつけることに注力しましょう。

単語力の養成:読む+聞く+イメージで覚える

単語を覚える上で重要なことは読む+聞く+脳内イメージ

この3つです。

絶対単語帳を読むだけでは終わらせないでください。

読むだけでは左脳しか使えません。

しかし、音声を聞いて、イメージで覚えれば右脳を使うことができます。

右脳は左脳の10倍以上の記憶力があると言われています。

故に読んで音声を聞くは必ず行い、覚えにくい単語はGoogleで画像検索し、覚えるということをやってみてください。

記憶効率が10倍変わってくるでしょう。

単語力の養成:一日100語を繰り返す

一日100語を繰り返し学習する方法は、その単純さと高い達成感から多くの学習者に支持されていますが、

科学的にもその効果は裏付けられています。

皆さんも聞いたことがあるかもしれませんがエビングハウスの忘却曲線によると、新しい情報(この場合は新しい単語)を学んだ直後の繰り返しは、その情報が記憶に残る可能性を約50%向上させます。

さらに、繰り返しの間隔を時間を置いて行う(分散学習)ことで、その効果は70%以上に増加すると報告されています。

学習における「繰り返し」は、情報を長期記憶に定着させるための鍵です。

オススメの単語帳

銀フレ

TOEICに特化した単語を1000語覚えることができます。

先ほど紹介した学習法で勉強してみてください。

文法力の養成

英語は配置の言語です。すなわち「単語」が「文法」というルールに従って並んでいることが、英語の基本的な構造です。

この構造を把握することで、言葉の意味が明確になり、効果的なコミュニケーションが可能となります。

例えば、「The dog bit the man」と「The man bit the dog」は同じ単語を使いますが、文の構造によって意味が大きく変わります。

英語で効果的にコミュニケーションをとるには、このように正しい単語を選ぶだけでなく、

それらを文法のルールに従って正しく配置する必要があります。

この精度が、複雑なアイデアや微妙な感情を伝えることを可能にします。

その中でもTOEICにおいては8つの英文法について理解することが最短スコアアップへの近道です。

まずは下記のような解説のわかりやすい文法参考書を一冊仕上げて文法力を鍛えましょう。

アルク中学英文法で600点

 

500~600点の勉強法:英文法の穴をなくし、設問・解法パターンについて知ることからスタート

まずは英文法に穴がある状態をなくす

この状態を打破しなければ問題を解く際、根拠を持って正解の選択肢を選ぶということができません。

すると、取りこぼしてはいけない問題も落としてしまう状態が生まれます。

また、先ほど申し上げたようにTOEICは高速処理することが試されるテストです。

英文法の問題がメインであるパート5と6はこの英文法に穴がある状態では時間がかかり、パート7で時間が足りなくなるという誰もが悩むポイントから抜け出せなくなります。

勉強法の詳しい内容については以下の記事に書いたので参考にしてください。

出る1000
TOEIC600点取得は問題集1冊だけで可能!英文法に集中する勉強法

「TOEICではPart5や6が苦手」 「リーディングパートで時間が足りない」 「まずTOEICで600点を目指したい」 この記事ではこんな悩みや意気込みに応えるため、TOEIC600点取得を目指し、 ...

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TOEICの設問パターン・解法パターンについて知る

上記でどんな解き方があるか知ることが最短ルートを目指す上で重要であることを述べました。

TOEIC試験は少し特殊で、学校での実力テストや大学の入試問題と違って毎回同じ出題内容で構成されています。

故に設問にパターンが存在しているのです。

例えば、リスニングパートのパート3では以下のような7つの設問パターンが存在します。

パターン1 概要(場所・職業・話題)に関する設問  ex. Who most likely are the speakers?

パターン2 依頼・提案・申し出に関する設問  ex. What does the man ask the woman to do?

パターン3 問題・心配事に関する設問  ex. What is the man concerned about?

パターン4 次の動きに関する設問  ex. What will the man probably do next?

パターン5 理由・意図に関する設問  ex. What does the man mean when he says, ‘‘I missed it.”

パターン6 図表に関する設問  ex. Look at the graphic. Where will the speakers meet?

パターン7 定型ではない設問  ex. Where will the annual concert be held next year?

そして解法パターンを学習することは、同じような設問パターンに対して反射的に対応する方法を学ぶものです。

毎回同じ問題構成のTOEICだからこそ解法パターン学習は得点アップに直結します。

解法パターンを覚えることで、

素早く次の問題に取り組むことができ、設問を先読みする余裕が生まれる。

TOEICによくあるひっかけパターンに気づき、正答率が上がる。

お決まりのフレーズは読まなくていいので内容の理解が早くなります。

600点以上の勉強法:自分の弱点部分を克服することとテクニックについて学ぶことからスタート

自分の弱点について理解する

まずは、自分の弱点を正確に把握し、それに対する対策を立てることが重要です。

自分が今どれくらいのレベルかどうかを把握した公式問題集での結果を基に、リスニングやリーディングのどちらが比較的苦手なのか、また、具体的にどのタイプの問題(例えば、パート5の文法問題、パート7の長文読解問題など)で間違いが多かったのかを分析します。

そして、弱点となっている部分をさらに詳しく分析します。

例えば、リーディングセクションで苦戦している場合は、どのような文の構造や語彙が理解できていないのか、時間管理が適切でないのかを自問します。

リスニングで問題がある場合は、特定のアクセントが苦手なのかや設問の先読みができていないのか、または特定のシチュエーション(例えば、会話やアナウンスメント)での理解が困難なのかを確認します。

弱点を明らかにした後は、それを克服するための問題集に重きをおいて解いていきます。

問題集を使用した勉強法びついては下記の記事で書いたので参考にしてみてください。

勉強中の女性
TOEIC600点から800点まで短期間で一気に上げる方法

「大学や会社でTOEICは受けたことがあるけど、500〜600点あたりしか取ったことがない」 「転職活動のためにTOEICでアピールできる点数を取りたい」 「600点から800点まで上げるにはどうすれ ...

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TOEICのテクニックについて学ぶ

自分の弱点もある程度克服できてきたら、単に英語力を向上させるだけでなく、試験特有のテクニックを習得することが高得点を目指すためには非常に重要です。

これは、限られた時間内で最大限のパフォーマンスを発揮するために役立ちます。

例えば、TOEICのリーディングセクションでは定型パターンの文書が多く出題されるため、そのような文書では設問のヒントとなるような場所が予測しやすいのです。

そういった場合はヒントとなるような場所はじっくり読み、そうではない部分はザッと内容を掴むというような緩急をつけて読んでいく技術が有効です。

リスニングセクションにおいては設問からストーリー展開を予想して先に会話の内容をイメージできていれば、英語も聞き取りやすく、正答率を上げることができるというようなテクニックもあります。

これらテクニックを活用すれば英語の基礎力がある方は一気に100点アップすることも可能です。

まとめ

この記事ではTOEICゼロから最短でスコアアップするために以下のことを解説しました。

  1. TOEICはリスニングパートとリーディングパートで構成された高速で問題を処理することが求められるテスト
  2. 500点未満の勉強法:単語力と文法力の養成からスタート
  3. 500~600点の勉強法:英文法の穴をなくし、設問・解法パターンについて知ることからスタート
  4. 600点以上の勉強法:自分の弱点部分を克服することとテクニックについて学ぶことからスタート

TOEICは正しい手順で学習すれば短期間で得点をアップすることが可能です。

後は皆さんが行動するだけです。

TOEIC高得点を掴んで、あなたが望む未来を手に入れましょう。

それではまた、Bye for now!

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