TOEICコラム

TOEICは受ける意味ない?年収の高さや昇進に基準を設ける企業について解説!

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「TOEICの受験を検討しているけどどれほど需要があるのか」

「TOEICを受験する意味はないと聞いたことあるけど、受ける意味はあるのかな」

この記事を読んでいる方は、上記のような疑問をお持ちではないでしょうか。

TOEICは、就職活動や海外業務を行う上では必須の資格となってきています。

この記事ではTOEICの需要の高さやメリットについて解説いたします。

それでは本題に入ります。

TOEICとは、毎年200万人以上が受験をする人気の高い資格です。 受験層としては、就活を控えた学生から働く社会人にいたるまで幅広い層から注目を集めています。

このように数ある資格の中でトップクラスに人気の資格ですが、一方でTOEICなんて取得しても意味がないという人もいます。

はっきり言うと、決してそんなことはありません。

TOEICは今後社会で活躍していく中で極めて必要性の高い資格であると言えます。それでは、 TOEICの必要性について以下で詳しく解説していきます。

今後のビジネスマンにとって重要な知識やスキルとして『英語力』を選ぶ企業は約83%

重要なスキル グラフ

「一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC) 英語活用実態調査2019(企業・団体)」より

現代のグローバル化が進むビジネス界において、コミュニケーションスキルは不可欠であり、特に英語力の重要性が高まっています。

TOEICを運営している一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が発表した「英語活用実態調査2019」によると、

今後のビジネスマンに重要な知識やスキルとして英語力を挙げている企業は全体の約83%と、最も必要なスキルと認識されています。

この結果は、企業が生き残るためには、今後英語がキーとなると考えていることを示しています。

多くの企業がグローバル市場への進出を図る中で、英語はビジネス取引や交渉、国際会議の橋渡しとしての役割を果たしており、

英語を使える従業員は大きな資産となります。

また、英語力を持つことは、新たな情報へのアクセスを容易にし、

最新の業界トレンドにいち早く気づき、対応する能力を向上させるとも考えられています。

企業が英語力を重視する背景には、国際的なプロジェクトやパートナーシップが増える中で、

文化の壁を乗り越え、効果的なコミュニケーションを実現する必要があるからです。

そのため、ビジネススクールなどの教育機関では、英語教育に更に力を入れる動きが見られます。

このように、英語力は今後のビジネスマンにとって必須のスキルであり、それを持つことでキャリアの幅が広がり、

多様なビジネスチャンスを掴むことができると言えます。

約60%の企業がTOEICスコアを採用の要件・参考としている

「一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC) 英語活用実態調査2019(企業・団体)」より

上記のようにビジネスマンにとって重要な知識やスキルとして『英語力』が選ばれる中、

同じく「英語活用実態調査2019」によると、TOEICスコアを採用過程での要件や参考にしている企業が約60%に上るというデータが出ています。

TOEICスコアは、英語を母国語としない人々の英語の聞く力と読む力を測定するテストであることから、多くの企業がこのスコアを使って、求職者の英語コミュニケーション能力を判断しています。

高いTOEICスコアを持つことは、候補者が国際的なビジネスシーンで活躍できる可能性が高いことを示し、採用の際の有利なポイントとなります。

また、企業内での人材育成やチーム構築においても、TOEICスコアが活用されることがあります。

高いTOEICスコアを持つ従業員は、英語が求められるプロジェクトに優先的に配属されるケースが多いです。

これにより、国際的なコミュニケーション能力を活かした仕事の経験を積むことができ、

またそのような経験を積んだ国際的なメンバーでチームを形成することで多様なアイディアが生まれます。

このようにTOEICスコアは個々の従業員の能力を明確にし、適切な職務へのアサインを助けるツールとして利用されています。

これは、社内での適材適所の実現に役立つだけでなく、従業員自身がその能力を認識し、さらなるスキルアップを目指すきっかけにもなります。

昇進への要件としている企業も増えておりその割合は約40%

企業内での昇進や海外赴任の機会がある場合、TOEICのスコアが基準として用いられることも少なくありません。

「英語活用実態調査2019」によると、約40%が「昇進・昇格の基準」にしていることがわかりました。

企業にとっては、高い英語力を持つリーダーを育成することが、グローバルな市場で競争力を持続させるために不可欠です。

英語を効果的に使いこなすことができるリーダーは、国境を越えたビジネス機会を捉え、企業の成長と発展を支える重要な役割を担います。

実際に私の職場でも管理職は月次レポートを英語で書くようにとの通達が最近きました。

会社での昇進に英語が必要であることを身を持って感じ始めています。

これまでTOEICスコアを向上させることは自身の市場価値を高め、

採用や転職など有利に進めることができ、キャリアアップにつながると述べてきましたが、

反対にTOEICスコアが無ければ会社で昇進することもできず、転職も上手くいかない社会となってきています。

スコア TOEICを昇進の要件とする企業一覧
600点以上 住友林業/マツダ/トヨタ自動車/日本IBM/富士通/住友商事/NEC/三井物産/富士通/丸紅/日立製作所/横浜ゴム/日本ビクター
700点以上 日立製作所/双日/ソニー/ブリジストン/キリンビール/ファーストリテイリング/シャープ/伊藤忠商事/住友商事/日本IBM/丸紅
800点以上 楽天/日立製作所/三井住友/KDDI/サイバーエージェント/京葉銀行

TOEICスコアで最大300万近くの年収差がつく

スコア別平均年収40代

「日経転職版【連載 その希望年収、適正ですか?】大卒年収調査2022年版 TOEICスコア編 499点以下と900点以上の年収差は50代で360万円差に!」より

TOEICスコアが、年収に大きな差をもたらすことが明らかになっています。

調査によると、TOEIC900点以上の高得点者と500点未満の得点者では、最大で300万円近い年収の差が生じていることが見て取れます。

高いTOEICスコアを持つ社員は、国際的な取引やプロジェクト管理において重要な役割を担い、これが高額な給与へと直結することが多いです。

TOEIC高得点を取れば、英語力を証明することができます。すると、英語を使う仕事に従事させてもらいやすくなります。

自分で希望することもできますし、会社から与えられる機会も増えると思います。

英語を使用する業務を行うことで、よりグローバルな環境へ身を置くことができます。そして、そこでの経験は確かなスキルと自信になります。

すると、さらに会社への貢献できるようになります。プレイヤーとしてまたは昇進することでマネージャーとして企業での存在価値が高まります。

また、ビジネスチャンスという意味では市場規模を比較すると、海外の方が圧倒的に大きいので企業への貢献度は桁違いに上がります。

このように企業にとって貢献度が高く、存在価値の高い人材はそれに見合った報酬が与えられます。

また、このような人材は他社へ流出してほしくないので優秀な人材確保という意味でも年収が上がる可能性が高いのです。

さらに企業にとって流出してほしくないということは市場価値が高い人材であるため、転職でも大いにアピール材料とすることができ収入アップが見込まれます。

これがTOEICの点数が高いと年収がアップする仕組みです。

結論:ビジネスマンにとってTOEICスコアの重要性は非常に高く、年収にも影響する

ビジネスマンにとってTOEICスコアを取得することの重要性は以下3つでした。

  1. ビジネスマンの重要スキルとして『英語力』を選ぶ企業は約83%
  2. 日本の会社の6割は採用条件の参考に、4割は昇進の要件にTOEICを利用している
  3. TOEIC高得点を保有していると年収が最大で300万円近く上がる

結論として、TOEICスコアはビジネスマンにとってただの資格の一つではなく、そのキャリアと経済的成功に大きく影響を与える要素です。

TOEICスコアを取得し、英語力を継続的に向上させることは、今後も多くのビジネスプロフェッショナルにとって重要な目標となるでしょう。

是非みなさんも、高い収入や昇進の機会が得られるTOEICスコアの向上を、今後の人生のための自己投資として取り組んでみませんか。

それではまた、Bye for now!

 

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